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足立区竹の塚の個別塾

2019/09/13
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台風が過ぎた後一気に秋めいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回も国語の指導の際に扱った文章で思ったことを記します。細かい記述は避けますが大まかな内容としては、便利になれば将来はバラ色というのを信じて人は行動してきたが結果はどうかというようなものでした。それを見て私も考えさせられました。

 あまりにも便利になりすぎて人は人らしい生活をしなくなってきているのではないのかと考えることがあります。それこそ一歩も外に出ることなく生活をしようと思えば出来てしまうのですから。特定の誰かと密な関係を結ぶこともなく。それは人というより生き物として不自然な気がします。

 密な関係という意味ではSNSがあるではないかという人もいるでしょう。しかしながら私はそこに生身の人がいないというだけで、息吹を感じないというだけで密ではないと考えます。知り合いの域は出ないのではないかと思います。その結果人は他社の視線や思いに鈍感になっていくのではないでしょうか。

 ここ最近、そう感じさせる事件が増えてきたように感じます。あまりにも個が重視され、個の利便性を追い求め、その結果社会の価値を毀損する。よく「お天道様が見ている」などと言われてきましたがそれはもはや死語と言えるでしょう。個人的にはこのお天道様は他者、特に地域社会のコミュニティを指していると思っています。本来、日本人はこのような社会の中にありました。それが社会秩序を守る礎であったと思います。

しかし残念なことに現在では急速な欧米化のためかすごい速さで個人主義、利己主義が蔓延してきたように思えます。よく日本人は秩序がある、災害があっても規律があると賞賛されますが、それは自分たちの力が及ばないものに対する時のみです。些細なものの沸点は電車が5分遅れる程度で駅員に暴言を吐く程度のものです。他人に対して全く優しくないですね。

 人間は利便性を手に入れることによって「そうである」ことが当たり前になってしまっているのでしょう。その認識を少しでも変えていく思考力を養いたいところです。文頭にも書きましたがいよいよ秋本番です。本でも読んで感受性や思考力を磨きませんか。