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足立区竹の塚の個別塾

2021/03/30
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 周期的な天候の変化から春になったと実感します。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回はとある番組で語られた言葉と言葉狩りのような炎上から思ったことについて書いていきたいと思います。

 個人的には日本人の思考力、想像力は落ちているなと思っています。だからといって自分が高いというわけではありません。ちなみにその思いを強くしたキッカケが先に触れたとある番組で山田洋二監督がおっしゃられた「本質が見えていない」と言う言葉でした。そして自分なりにその理由を考えてみました。もちろん私見であり、根拠と言えるものはありません。

 理由の一つは便利になりすぎた環境だと思います。特にメール、ラインなどは言うに及ばず、動画配信サービスなど分かりやすい情報発信コンテンツの充実がよりより単純に、よりセンセーショナルにという意識になっているように感じます。その結果、文脈の前後を読み取るということをしなくなっているのではないでしょうか。某報道番組のCMかなにかで「ジェンダー平等を掲げるのは時代遅れ」という文言を切り取って問題発言だという。前後、全文を読めば世界ではもはやそのような次元ではない。日本ではまだそのようになっていない。そのような時代遅れの日本どうしようもない。と解釈することもできるはずです。

 二つ目の理由はテレビや新聞といったマスコミの責任でもあると思っています。こちらも視聴率や販売部数を伸ばすためにセンセーショナルに伝えがちです。会話のごく一部だけを切り取り、この言葉を言うとはけしからんなどのようにとりわけ政権批判によく使う手法です。政権批判ではありませんがいい例があります。いまから30年以上前の話ですがとある競馬騎手がダービーという大レースを前に有力馬に乗るにあたっての抱負を聞かれたときに「ダービーを勝ったら騎手を辞めてもいい。そのくらいの気持ちで乗る」というコメントが曲解されて「ダービーを勝ったら騎手引退」に。どうしたらこんなことに。

 私たちはもっと言葉を正しく、深く、多面的に考える必要があるのではないでしょうか。それが想像力を生み、育むのではないでしょうか。やれ英語教育だなんだという前にもっと物事の本質を捉えることのできる力を養う教育を目指すべきなのではないでしょうか。